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IIIF Manifest
本図は、寛政6年5月都座上演の「花菖蒲文禄曽我」に取材した作品。「花菖蒲文禄曽我」は、元禄14年(1701)に実際に起こった、幼い兄弟が父と兄の仇を28年を経て伊勢国亀山城下で討ち取った「亀山の仇討ち」をもとに脚色された。父を殺し秘伝の巻物を奪った藤川水右衛門を三兄弟が敵と狙うが、長兄の源蔵は逆に返り討ちに遭ってしまう。幼い二人の兄弟源之丞・半二郎が亀山城主桃井家の家老大岸蔵人の助けをかりて28年後に敵の水衛門を討ち取るという筋書きである。
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