国宝世説新書巻第六残巻せせつしんしょだい6ざんかん

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  • (指定名称)世説新書巻第六残巻
  • 1巻
  • 紙本墨書
  • 縦27.1cm 横397cm
  • 京都国立博物館
  • B甲549

中国六朝時代、劉宋の劉義慶編。後漢末から東晋末までの貴族・文人・僧侶などの逸話を三十六のテーマで採録する。本残巻は『世説新語』の最古写本。端正かつ典雅な筆致より七世紀後半から八世紀初頭の書写とみられる。本文に付された朱書のヲコト点・仮名より平安時代中頃には日本に伝来していたことが伺える。巻第六が明治時代に五分割された中の二点分に相当し、規箴第十(忠告の話)の後半と捷悟第十一(機転をきかす話)を収め、『三国志』で知られる魏武(曹操)の逸話などがみられる。

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