重要文化財書状 文久三年三月二十日 坂本乙女あてしょじょう ぶんきゅうさんねんさんがつにじゅうにち さかもとおとめあて

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  • 紙本墨書
  • 縦20.8㎝ 横49.8㎝
  • 江戸時代・19世紀
  • 京都国立博物館
  • M甲157-2

 文久二年(1862)三月に土佐を脱藩したのち各地をめぐっていた坂本龍馬だが、その年の暮れには江戸で幕臣勝海舟の弟子となり、神戸海軍操練所の開設という目標を得た。この短い書簡は翌文久三年(1863)三月におよそ一年ぶりに土佐の姉乙女に出した手紙である。活動の目的が見つかり充実した日々を送る様子が、卑近なたとえとともに綴られている。型破りな文体は龍馬書簡の特徴であり、彼の人間性を今に伝えている。

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