重要文化財花樹鳥獣蒔絵螺鈿聖龕かじゅちょうじゅうまきえらでんせいがん

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  • (指定名称)花樹鳥獣蒔絵螺鈿聖龕
  • 1基
  • 木製漆塗
  • 高49.5 横30.0 厚4.8
  • 安土桃山時代・16~17世紀
  • 東京国立博物館
  • H-4446

観音開きの扉をつけた壁掛け式の厨子。教会で使用するために注文された輸出用の漆器で、内に油彩のキリスト磔刑像が納められている。厨子の表面には花樹と鳥獣を取り合せた文様が金・銀の平蒔絵に螺鈿を交えて描かれ、縁は南蛮唐草などの連続文様で飾られている。この種の聖龕は、近年ヨーロッパ各地で発見されており、当時、相当の数が作られ、海を渡っていったものと考えられる。

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