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- (指定名称)短刀 銘国広鎌倉住人 元亨四年十月三日
- 相州国広 (そうしゅうくにひろ)
- 1口
- 刃長24.2 内反り
- 鎌倉時代・元亨4年(1324)
- 東京国立博物館
- F-19976
相州鎌倉では、鎌倉時代後期に新藤五国光(しんとうごくにみつ)があらわれ、その弟子の正宗によって相州伝の作風が完成し、全国的な影響を及ぼした。国広は国光の子と伝え、この短刀は居住地と製作年をきっている点で貴重である。姿は内反りがついたもので、地鉄(じがね)は、小板目肌に地沸(じにえ)が厚くつき、地景(ちけい)が一面に入っている。刃文(はもん)小沸(こにえ)のついた細直刃(ほそすぐは)を焼いており、総体に師の国光に近似した作風を示している。
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