国宝短刀 銘吉光(名物厚藤四郎)たんとう めいよしみつ めいぶつあつしとうしろう

画像を保存する

image 全画面表示
  • (指定名称)短刀 銘吉光(名物厚藤四郎)
  • 粟田口吉光 (あわたぐちよしみつ)
  • 1口
  • 長27.6 無反
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • F-19547

 作者の吉光は、鎌倉時代の京都・粟田口派(あわたぐちは)の刀工で、通称を藤四郎(とうしろう)といい、短刀の名手として知られる。
 室町時代から名物として名高く、寸法が短くきわめて小ぶりであるが、刀身が極端に厚いことから「厚藤四郎」と呼ばれた。地鉄(じがね)、刃文ともに抜群の出来である。
 足利将軍家に伝わり、その後、一柳直末(ひとつやなぎなおすえ)、黒田如水、豊臣秀次、豊臣秀吉などの所有を経て毛利秀元に伝わり、毛利家から徳川家綱に献上されたという。

部分一覧

読み込み中