重要文化財太刀 銘吉家作

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  • 吉家 (よしいえ)
  • 1口
  • 鎬造、庵棟。
  • 刃長 74.7cm 反り 2.6cm
  • 平安時代
  • 京都国立博物館
  • E甲214

吉家は、京都三条派の祖、宗近の子あるいは孫と伝え、保元(1156~58)ころに活動したとされる。同名が備前一文字派にあって銘も酷似するが、三条吉家の方が、この太刀のように、細身、小鋒(こきっさき)で、刃文も小乱(こみだれ)を主体とする古雅な作風を示す。ただしこの特徴は初期備前刀の作風とも共通し、京三条派と限定できるものではないため、三条吉家を認めず、一文字吉家の作風の新古と考えるむきもある。

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