重要文化財壬申検査関係写真じんしんけんさかんけいしゃしん

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  • 565枚
  • 明治5年(1872)
  • 東京国立博物館
  • ステレオ写真386枚、四切写真109枚、四切写真ガラス原板70枚。

東京国立博物館には、江戸時代末期から大正時代にかけての写真資料が2万点余収蔵されている。その中に、「壬申検査関係写真」という一連の写真資料がある。これは重要文化財「旧江戸城写真帖」とともに、明治初期に行なわれた文化財調査を写真という近代特有の記録手段を用いて後世に遺したものである。
「壬申検査」とは、明治5年5月から10月にかけて、明治政府によって行なわれた全国的な文化財調査のことであり、明治5年の干支が「壬申」であることから、この名前で呼ばれる。
その実態は、前年5月の太政官布告「古器旧物保存方」を受け、翌年ウィーンで開催が予定されていた万国博覧会への出品選定も兼ねて、文部省の町田久成、蜷川式胤、内田正雄らが中心となり、写真師横山松三郎、油絵師高橋由一、絵師岸光景・柏木政矩、博物学者笠倉鉄之助を同行して行われたものである。
この調査の際に、ステレオカメラと大型の暗箱カメラを使って、愛知、三重、京都、奈良の古社寺や彫刻・宝物類等を撮影した。このときのステレオ写真386枚、四切写真109枚、四切写真ガラス原板70枚が東京国立博物館には残されており、平成15年に重要文化財の指定を受けた。

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