国宝太刀 銘来国光 嘉暦二年二月日たち めいらいくにみつ かりゃくにねんにがつにち

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  • (指定名称)太刀 銘来国光 嘉暦二年二月 日
  • 来国光 (らいくにみつ)
  • 1口
  • 長79.1反3.5
  • 鎌倉時代・嘉暦2年(1327)
  • 東京国立博物館
  • F-21

 京都の鍛冶の来(らい)派は、国行を祖とし、国俊、その子国光と続く。作者の国光は同派の中心的な刀工で、鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した。作品には、直線的な刃文の直刃(すぐは)のものと、曲線の乱れ刃のものとがある。太刀、短刀など比較的多く残っている。
 反りが強い姿で、来派の伝統である直刃の作風を示し、国光屈指の名作である。銘と年紀を1行に書き下している。
 明治32年(1899)、徳川家達から皇太子(のちの大正天皇)に献上された。

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