国宝淮南鴻烈兵略間詁えなんこうれつへいりゃくかんこ

画像を保存する

image 全画面表示
  • 彩箋墨書
  • 24.0×842.4
  • 唐時代・7~8世紀
  • 東京国立博物館

 「秋萩帖」第2紙以下の紙背文書である。『淮南子(えなんじ)』(全21篇)は、中国・前漢時代の淮南王(わいなんおう)劉安が編纂した思想書で、「鴻烈」はこの書の美称である。唐時代の写本で、端正な楷書で書写されている。本来、第2紙以下の「秋萩帖」は、『淮南子』の写本の紙背に書かれたものである。各紙の継ぎ目に伏見天皇の花押(かおう)があり、その遺愛の品であったことが知られる。

部分一覧

読み込み中