重要文化財人面装飾付土器胴部破片じんめんそうしょくつきどきどうぶはへん

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  • 上下8.9左右9.5
  • 縄文時代・前2000~前1000年
  • 東京国立博物館
  • J-37441

 本例が採集された茂辺地(遺跡)は現在文化庁によって茂別遺跡として登録されている。茂別遺跡は縄文時代前期から晩期、続縄文時代と時期幅がある。本例は1930年代に継続的に採集された資料であり、本例を除くその他は現在国立歴史民俗博物館に所蔵されている。
 本例は縄文時代後期後葉の人の顔や動物が表現された土器片であり、このような意匠が表現される割合が高い土器は注口土器や香炉形土器、鉢形土器である。本例は北海道渡島半島に特徴的な、把手の先端部に人の顔や動物が表現された例というだけではなく、一つの遺跡から複数みつかったという点でも極めて希少な例である。

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