IIIFについて

IIIF(International Image Interoperability Framework:トリプルアイエフ)は、デジタルアーカイブなどに収録された画像を相互運用するための国際的な枠組みです。e国宝では、各作品の画像を広く活用できるよう、このIIIFに対応しました。e国宝に収録されている画像は、IIIFを用いることで、e国宝のサイト上やモバイルアプリだけでなく、IIIFに対応したビューアでも表示することが可能です。また、他のデジタルアーカイブ等で公開されているIIIF対応の画像と並べて比較するなど、さまざまな活用ができます。

IIIF公式サイト(英語)

e国宝では、Presentation API 2.1.1およびImage API 2.1.1に対応しています。

利用方法

各作品の詳細画面で、高精細画像の下に表示されている「 IIIF Manifest」のアイコンと文字が、IIIFマニフェストファイルへのリンクになっています。IIIFに対応したビューアでこのリンクURLを指定することで、高精細画像を表示することができます。
以下に、主要なビューアでの表示方法を示します。

Mirador

Miradorでは、デモ画面の左上の「+」ボタンを押し、右下に表示される「+ ADD RESOURCE」ボタンを押して、表示される入力欄に上記のURLをコピーして「ADD」ボタンを押すと、画像が追加され、閲覧することができます。

【ビューアに関するご注意】

e国宝では、絵巻など巻子装の作品の一部について、全体を繋がった状態で表示するためにIIIF Presentation API 2.1で定義されている「viewingHint」プロパティの値に「continuous」を指定しています。また巻子装や冊子の作品で、画面やページが右から左へ進む作品については「viewingDirection」プロパティの値に「right-to-left」を指定しています。
2021年11月現在、これらのプロパティとその値に対応しているのは、主要なビューアの中ではMiradorがありますが、そのほかのビューアでは並び順などが異なる形で表示される場合がありますので、ご注意ください。

読み込み中